Aug 12, 2010

StanfordのComputer Science Department


Stanfordにいる友人のおかげで、StanfordのComputer Science DepartmentにてVisiting Scholarをしている人の話を聞くことができた。

最新の研究事例を聞いていると、日本にいたころによく耳にしたクラウドコンピューティングの次がすでに始まっていることを感じる。僕はITに特別詳しいわけではないので、日本にいたころは日経など主要メディアに出る情報しか目を通していなかったが、最先端の現場の話を聞くことで、ビジネスの種はメディアに引っかかる前の、人とのつながりからしか見えない先端部分にあることを改めて感じた。日本にいたころは、時間の制約からBankableな企業中心に話をすることになってしまうが、仕事から離れることで、銀行としては一緒に仕事することが難しい人たちの話も聞くことができるのは、非常に新鮮。

話を聞いた感想としては、大学の研究施設でも非常に商業意欲旺盛。大企業が手がけない新しい分野を探し、新しいビジネスの種を作ろうとしている印象を受けた。この旺盛なビジネスマインドを支えているものとして、Stanfordの立地するシリコンバレーの生態系は無視できないだろう。

Stanfordのもつ優秀な学生群と豊富な知的資産があり、それをビジネス化することに長けたVC・エンジェル投資家といった経営と技術の分かる投資家がすぐ近くに働いており、Google、Apple、Face bookに代表される成功事例が近隣に集積している。Stanfordにて企業熱が非常に高いということが、この場所に実際に足を運び、内部の話を聞いていると理解できる気がする。

技術やアイディアがビジネスになる成功事例を、すぐ近くに感じられること、このアドバンテージは大きい。
こんないい経験をさせてもらっている僕も、日本の成功事例に少しでも貢献できるよう頑張らないとな~。

※ちなみに、写真は医学部の校舎。光の具合で学校の校舎なのにすごいセクシーな感じに。

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