Googleの企業説明会があるというので、Berkeleyから車で1時間半ほど南下したところにあるMountain ViewにあるGoolge本社に行ってきた。
実は、今日のイベントはProduct Manager向け説明会で、Computer ScienceまたはEngineeringのPhd・MS・BSを持ったMBA向けだったのだが、無料でご飯が食べれるということとGoogle本社が見れるという点に魅かれ、商学部卒だが参加してきた。
高速を下り、Google本社に近づくと横に広々とした緑の丘が広がっている。車に乗せてくれたイスラエル出身の同級生いわくGoogleは本社ビルのほかに、この丘と湖を所有しているらしい。ゴージャスだ。
Google本社は、会社というよりは若々しい大学のような雰囲気で、緑が非常に多く、ビーチバレーのコートもあった。さらに、ダイナサウルスの骨(前述同級生いわく、博物館から買ってきた本物らしい)まで中庭に飾ってあったのには驚いた。これも、刺激のある環境が社員のクリエイティビティーを刺激するという考えからだろうか。こんな庭を散歩すれば、シリコンバレーの気候もあいまって、ストレスフルな仕事の合間でもいいリフレッシュになるだろう。
中で働いている社員を見ると、Tシャツやセーターのようなラフな格好が当たり前のよう。オフィス内は白が貴重で明るく、ところどころにオモチャがおかれていたり、子供が遊ぶスペースがあったりして、これが時価総額1,560億ドル(2010/8/3現在、1ドル90円とすると約14兆円、ちなみに同日のトヨタの時価総額は10.6兆円)を誇る企業の本社と思うと、驚きもひとしお。
MBA卒の社員4人によるパネルディスカッションも、示唆に富んでいた。中でも元起業家の社員がGoogleに入った理由を「自分のやりたいと思っていたこととGoogleのビジョンは一緒だったので、より大きなインパクトを出すことのできるGoolgeに入ろうと思った。起業家として働くことも、Googleの中で働くことも大きな違いはない。どちらもInitiative、Leadershipが求められる。」と語っていたのが面白かった。また、別の社員はGoogleの採用面接では受験生がThink Bigできるか、社会の大きな問題を解決するようなアイディアを持っているかを重視すると喋っていたのも印象に残った。Googleというヒト・モノ・カネ全てに非常に恵まれたプラットフォームを使って、世の中に大きなインパクトを出さないかという採用メッセージを強く感じた。
Berkeleyに来て初めての企業イベントだったが、企業文化のあり方、企業価値創出の方法について考えるには十分の刺激に満ちたイベントだった。
PS:Googleの時価総額を調べるために初めてアメリカのYahoo! Financeを使ったのだが、PERや時価総額だけでなく、企業価値やEBITDA Multipleが表示されていた。便利だ!
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