Haasは、今年度からCoreと呼ばれる必修の内容を見直し、新たに"Problem Finding Problem Solving"と"Leading People"が追加された。学長Rich Lyonsの指揮の下、Strategic Plan 2010というものを掲げ、Haasを他のビジネススクールと差別化するための取り組みを行っているが、これはその一貫となっている。
具体的には、"Problem Finding Problem Solving"は、問題解決の思考法の授業。ロジカルシンキングというよりは、これまでのビジネススクール教育に欠けており、今後重要性が増すと思われるクリエイティブなアイディアを出すための考え方やデザインシンキングなど、これまで学んだことのないトピックが中心で新鮮な内容。今年から始まった授業のため試験的な部分もあるが、楽しんで受講している。
"Leading People"は、心理学の研究をベースに組織を率いる側の立場から「人」の問題をどう考えるかというテーマ。こちらも、興味がありながらも、仕事をしている際には体系的に学ぶ時間をとることができなかった内容を扱っており、非常に気に入っている。内容的には学部時代に日本で学んだことを重複するような内容があるものの、「この知識をいかに仕事に活かすか」、「この理論と現実の違いはどこから来るのか」と考えながら聞くと、学びも大きく変わってくる。
Finance、Accountingのようなハードスキル以外に、体系だって学ぶことが難しいものの、ビジネスの場で非常に重要な考え方、ものの見方を身につける内容の授業を必修化したHaasの新しい取り組みは、僕個人としては非常にいい取り組みだと感じている。
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