Oct 30, 2010

初NBA観戦


人生で初めてNBA観戦をしてきた。

ゲーム自体は、Warriors VS Clippersという、とくにファンでもない僕にとっては究めて地味に思えるチーム同士の対戦だが、高校・大学とバスケをやっていたのにこれまでNBAを見ていなく、一度は見ておきたいと思ってており、僕が所属しているAsia Business Clubで誘われたことから、初めて試合を見に行ってきた。

誰がチームにいるのかも知らず、試合の内容自体にはそこまで期待をせず、本場の雰囲気を味わいたいという程度の気持ちで行ったのだが、結果的にはゲーム自体が面白く、非常に満足感が高かった。

NBA選手は、フィジカルがあまりに優れており、アジア人の僕としてはまったく参考にならないため、技術的・戦術的な面では、日本の大学リーグの試合や社会人リーグのほうが学びはあると思う。ただ、エンターテイメントという観点からは、NBAは、残念ながら日本で見た試合とは別の次元にいると感じた。

カットインからのシュートのバリュエーション、アウトサイドシュートの精度、ポストプレーの迫力。

どれをとっても、華がある。

プレイヤー自体の能力の高さもあるが、いいプレーに対する観客の反応もよく、たとえばホームの選手がアウトサイドシュートを決めると確実に観客からの歓声があがる。一方で、アウェーの選手の場合は、フリースローのときにブーイング、シュートが決まればため息と、会場全体でゲームを楽しんでいることが伝わってくる。

ドイツでサッカーを見に行ったときにも感じたが、海外のファンはスポーツの試合を見る際は、完全にバカになる(=試合の世界に没頭する)のがうまいと思う。僕は、どうもそこまでその世界に入り込むことができないが、日常と非日常の切り替えという観点からは、彼らを見習わなければいけないなと思う。

試合は、2nd Qの後半ぐらいでWarriorsが20点リードし、早い段階で勝敗は見える展開に。WarriorsにはAsian Americanで初めてNBAに入ったHarvard卒のJeremyというNBA1年目の選手がおり、観客の興味は、途中からはJeremy(ベンチプレーヤー)が初めてNBAの試合に出る瞬間に居合わせられるかどうかに移っていった。

4th Qの残り5分を切ると、会場全体から”Jeremy”コール。すでに勝敗は決しており、いつ出てくるのかと期待していると、最後の最後、残り2分で登場。もちろん、会場は大盛り上がり。Jeremyにパスが行くだけで、会場全体から割れんばかりの歓声。

ただ、当のJeremyはいたって冷静で残り10秒で彼にボールが渡ったときも、無理に攻めることはせず、ボールを抱え、時間を使い、試合終了。

図らずも、記念的な瞬間にも居合わせることもでき、初めてのNBA観戦は大満足の内容となった。

Oct 29, 2010

Cheese Board Pizza

Cheese Board Pizza

UC Berkeleyの学生なら誰もが聞いたことはある名前だろう。

僕は、大変お世話になったHaasの面接官の人からその存在を知らされており、長らく非常に気になっていた。そんなお店に、渡米して3ヶ月して、ようやく行くことができた。

このお店、もともとはチーズ屋さん(今もピザ屋に隣接)らしく、チーズが非常においしいらしい。

さらに、一日に一種類のピザしか焼かず、何が食べられるかはその日次第らしい。

こういうそのお店ならではのこだわりがあると、期待度がなぜか高まってしまう。「頑固なラーメン屋はうまい!」みたいな感じか。

ちなみに、今日のピザはナス。

お店が近づいてくると、店の外まで人が並んでいるのが見える。Undergraduateにいる日本人の学生二人と一緒に行ったのだが、その一人によれば「今日は列が短いほう」らしい。お店に入ると、席は満席。お客さんを見ると、二人くらいでホールピザを分け合っている人が多い。列の前に並んでいる人を見ても、ホールで買っていく人が主流。僕らは三人でホールを分け合うことにした。

席がないので、なんと、お店の前の道路の中央分離帯(といっても、大きな道路ではなく、普通の街路なので、そこに入ることは特に違法ではないと思う)の芝生で食べることに。一応、お客さんがお店に入りきらず、店の前の道路の真ん中に座って、ピザを食べる光景がCheese Board Pizzaの名物らしい。

僕ら以外に、周りで食べている人がいなかったのは、夜で寒かったからなのか、そもそも本当はそんなこと誰もしないのか、事実はわからないが、ピザがあまりにおいしく、周りの目はまったく気にならなかった。

周囲のお店もこぎれいでかわいらしいお店が多いので、Berkeleyにお越しの方は是非お試しを。

Oct 24, 2010

Boston Career Forum

10月21日から24日にかけて、ビジネススクールの日本人同級生3人と一緒にボストンに行ってきた。

渡米してからカリフォルニアを離れるのは初めてだが、今回は楽しい旅行では、残念ながら、ない。サマーインターンを得るため、ボストンにて行われるボストンキャリアフォーラムに参加するためだ。

このフォーラムは巨大な就職活動イベントになっていて、日本企業・日本にオフィスを構える外資系企業130社超がボストンに集結し、日英バイリンガル(自称でOK)のUndergraduate・Graduateの学生が、企業とのコンタクトや面接を求めてやってくる。

その結果、ボストンの町に日本人が溢れることになる。会場の横にあるWestinのロビーは、まるで日本。会場は、まるで幕張メッセ。異常な光景を目の当たりすることができ、これだけでもボストンにやってきたかいがあった。

また、多くの日本人学生が集まるおかげで、他の学校の学生とのネットワークが広がったり、別の学校にいる友人と久しぶりに再開できたりと、インターン探し以外の面でも、非常に充実していた。

ビジネススクールに来てからは、普段から自分が何をしたいのかについて考える機会が、日本で働いていたころに比べて圧倒的に多いが、そのような中でも、面接という場で第三者に説明をする機会を持つことで、改めて自分自身のやりたいことについて理解を深めることができた。

直前になって、本当にボストンまで時間とお金を使って、行く必要があるのか悩んだこともあったが、収穫の多い三日間だった。

Oct 22, 2010

今日聞いた面白い数字

ボストンにて、タクシーの運転手や一緒にタクシーに乗った学生から聞いた面白い数字。

ボストンでタクシーの運転手さんが、タクシーを会社から借りるフィーは95ドルだそう。そして、ガス代は自腹。休みは週に一日で、好きな曜日を指定。ちなみに、僕が話した運転手さんは、それまで会社務めをしていたときに、休み明けの月曜に出社するのが嫌だったため、タクシー会社に休みたい曜日を聞かれ、「月曜!」と答え、月曜を休みにしたらしい。結局は、休み明けの日が火曜にずれただけだと思うのだが、本人はいたって幸せそうだったので、僕も少し幸せになった。

次は、ボストンキャリアフォーラムのブース出展料。これは、タクシーをシェアした学生から聞いた噂話で信憑性は定かではないのだが、700万円らしい。ただ、ブースのサイズ、面接スペースの有無およびサイズ、Web上での扱いなど変数が多そうな気もする。

で、どちらもだからどうしたと言われれば、そうなんですが、なんとなく面白かったので。

Oct 19, 2010

Jean Claude Van Band

Haasには、TNABLというイベント(?)がある。Tuesday Night Bear's Lairの略なのだが、ようは火曜日は学内にあるバーBear's Lairに集まって飲んで親睦を深めましょう、ということだ。ちなみに、こういうイベントは、他のビジネススクールにもあるようで、曜日は違うものの、同じ趣旨のことが行われているらしい。

実は、これまでTNABLに行ったことがなかった。週の半ばにあるため、翌日は授業があり、予習の必要がある。そんなわけで行くような余裕がなかったのだが、今日はまだFall Bが始まっていないため、翌日の授業もなく、さらに同級生たちによるLIVEがあるというので、参加してきた。

22時になり、バンドメンバーが準備を始めると、演奏スペースの前に人が集まってきた。僕はたまたま近くで飲んでいたのだが、あまりに人が集まってくるため(しかも、みんなでかいので)、メンバーがあまり見えない状況に。後日友達と話したのだが、おそらく100名以上の学生が集まっていたという結論に達した。

そして、1曲目がLady GagaのBad Romanceで幕を開けると、会場大盛り上がり。その後、Jay-ZのEmpire State of My Mindでは見事なラップまで披露。1時間ほどの演奏だったが、盛り上がる曲を次々と演奏し、飽きることなくハイテンションで楽しんだ。

ビジネススクールに来る人たちは多才なので、おそらく上手なんだろうなと思って期待していたが、僕が見たプロじゃないバンドの中では一番うまい。むしろ、プロと比べても遜色ないレベルだとすら思った。みんな、キャリアバックグランドもハイレベルで、個々人としても魅力的なだけでなく、隠れた一芸まで持っている。このようなタレントプールの中で、自分がどのようなバリューを出せるのかと考えると、中途半端なものでは話にならなく、自分なりの強みをきちんと見つめなおして、その上で継続的な努力をしないといけないなと、こんなイベントからも改めて感じた。

Oct 18, 2010

Fall A 終了

先週の金曜日にData and Decisionsの期末試験が終わり、Fall Aが終了した。
テストを終え、教室を出ると、学校の窓に「Congratulation!」の文字が。

落書きによれば、MBA Lounge(配布物を受け取る各人のポストがあったり、ソファと机があって人がたまっていたりする用途不明の部屋)にシャンパンと軽食が用意されているらしい。

テストが終わり、まさに飲みたい気分のときに、シャンパンを用意してくれているなんて気が利いている。

MBA Loungeで軽くお祝いをした後は、キャンパス内にあるBear's Lairという飲み屋で同級生たちと引き続きお祝い。9月は勉強とサマーインターン探しが重なり、ほとんど友達と飲む機会がもてなかったが、ペースがつかめてきたので、今後はSocializingにも時間をとりたい。

さて、すでにコアの1/4が終わってしまったのだが、各授業を振り返ると・・・

Data and Decisions
教授の質、授業の内容ともに一番よかった。
教授のLa Blancは授業を教えなれていて、説明の仕方、時間配分の仕方、冗談の織り交ぜ方、学生の質問のさばき方、どれを見ても、コアの教授の中ではベスト。僕のCohortの中での評価も究めて高かった。

内容については、ビジネスの裏にある統計がどのような論理で動いていて、どのような点に注意を払う必要があるのか、その限界は何なのか、について集中的に学ぶことができた。今後も統計を見て、評価し、判断をする上でのベースになると感じている。細部については忘れてしまうだろうが、この授業はきちんと教科書を買ったので、今後も必要があれば、参考にしていこうと思う。

Economic Analysis for Business Decision
こちらも、教授の質、授業の内容ともに良かった。
前提が究めてシンプルなので、実務においてどこまで応用できるかという面では?な部分があるが、原理原則を知った上で、どのような前提が崩れているため、原則どおりに企業が動いていないのかを考えることは重要だろう。また、実社会において起きている事象(ex. プライシング、価格競争)をシンプルにモデル化して学ぶことは知的な面では十分面白かった。

残念だった点は、7週間の間に扱ったトピックが、Decision Tree、Supply/Demand Curve、Pricing Model、Game Theoryと多岐に渡ったため、授業全体を通じてのメッセージがあいまいな点とそれぞれのトピックの深堀が出来なかった点。今後、Econで得た考え方がStrategyなど他の授業にて活きてくるような気もするので、Econでは基本的な考え方の紹介ということなのかもしれない。

この二つの科目は、ビジネスを数値化して判断するという点で仕事でやってきたことと共通点があり、仕事への活かし方がイメージしやすかった。残りのふわっとした二科目については、次回(たぶん)。

Oct 9, 2010

サーフィン@Ocean Beach feat. Special guests

来週はFall AのFinal Examだけど、今日はサーフィン。

波はそこまで良くなかったものの、すごいゲストと一緒にサーフィンが出来た。

ゲストは、



イルカ×2
アシカ




波がないので、「いい波来ないかな」と探しつつ、パドリングをしてていると、海面をスッと横切る何かが見えた。

恐る恐る確認してみると、背ビレと思われるものが二つ並んで移動していく。「サメか!?」と思い、一瞬ドキッとしたが、恐らくイルカ。近くにいた知らないサーファーに「イルカだよね??」とたずねてしまった。彼も、「イルカだろう」と言っていた(が確信はなさそうだった)。

その後、しばらくすると今度はアシカ(または、アザラシ。Googleで画像検索をして確認したものの、見分けがつかず。)がすぐ目の前を泳いでいった。

実は、アシカ(または、アザラシ)が出ることは、あまりいいことではない。
サメは、餌となるアシカ(または、アザラシ)を追って、ビーチに来ることがあるらしいからだ。

その後は、ちょっとビビッて、あまり人のいない辺りでは波を待たないようにした。

今日は海上に鳥が多く飛んでおり、時折海に向かって飛び込んでいっていたので、恐らく魚が近くに来ていたのだろう。それにつられて、イルカとアシカも来たのだと思う。

ちょっとドキドキしたが、Bay Areaの自然の豊かさを満喫。